パッと職場が明るく、華やかに!
さすが わげひたづダナァ~すごいなぁ~(さすが若い人たちだなぁ~すごいなぁ~)
夕方仕事終了後、みんなが口々に学生さんたちの仕事ぶりに感心し、褒めていました。
9月の初め、女川にとっては3度め 平成27年度夏期復興支援インターシップにエントリーしてくれた学生さんたちが 女川にやってきてくれました。受け入れ企業は4社。
弊社は東北学院大学の4名が4日間 職場体験どころか活躍してくれました。
秋刀魚の水揚げの始まった頃 大変助かりました。
インターンの皆さんのレポートをご覧ください。
みなさん、こんにちは。そしてはじめまして!
今回、ワイケイ水産の「復興インターン」に、東北学院大から4名参加させていただきました。
○きっかけ
私達が所属しているゼミでは、人口減少について学んでいます。
学習していくなかで、女川町の人口減少が著しいことを知り、フィールドワークを通して女川町と関わっていくことに決めました。
今回のインターンには「女川町の住民の方々と触れ合って、町民の生の声を聞きたい。」という思い、そして企業側の視点でみた水産業に関心があり参加させていただきました。
9/7~9/12の一週間のインターンを通じて私たちが感じたワイケイ水産また女川町の魅力についてお伝えしたいと思います。
○職場体験で感じたこと
突然ですが、皆さんは水産業にどのようなイメージを持っていますか。
3K「臭い・汚い・きつい」といった印象でしょうか。
正直、私たちも参加する前は同じようなことを思っていました。
ところが現場に入ってびっくり!
真逆だったのです。
去年2014年の9月にオープンした新工場は、とても清潔で臭くなく、働くエネルギーが湧いてくる環境でした。
実際に職場体験では、さんまの箱詰めや糠づけ、赤魚の加工などをさせていただきました。
機械での作業もありましたが、さんまの傷チェックやアカウオの鱗・しっぽ・わた取りなどの機械ではできない作業を、一匹一匹手作業で行いました。
慣れない作業に初めは戸惑いましたが、時間が経つにつれ、
コツもわかりとても楽しく作業ができました。
長時間同じ体勢での作業に体が痛くなったこともありましたが、仕事をやり遂げた時はたとえようのない達成感に満ち溢れました。
この体験を通して、ひとつの作業を長時間続けることの大変さはもちろん、消費者へ商品を届けることの責任の重さを学びました。
また、現場の人達が毎日こうしてひと手間かけて加工してくださっているからこそ、私たち消費者に美味しい魚が届けられているのだと身をもって知ることができました。
これから買い物をするときは、現場の皆さんの手間と思いが詰まったものとしてよりおいしく魚を食べることができると思います。
インターン3日目には、オフィス業務を体験させていただきました。
注文の受付を行いました。
全国各地から寄せられる注文票の中には「いつも美味しくいただいています」や「今年も楽しみにしています」などのコメントが添えられているものもあり、ワイケイ水産は多くのお客様から愛されている会社なのだと感じました。
また、従業員の方々がとても気さくに私達に話しかけてくださったことが印象に残っています。
初日に自己紹介をさせていただきましたが、1度名前を言っただけなのに私達の名前を覚えてくれたことが、とても嬉しかったです。
作業中、私たちが体を痛そうにしていると「つかれだすぺ?からだ、のばしゃい。」と優しく声をかけてくださったことに、従業員であり女川町民の暖かさを感じました。
木村社長は、私たちの意見も真摯に受け止めてくださり、ワイケイ水産をより良い会社にしたいという思いを感じました。
会社と従業員の幸せを願っているからこそできるのではないでしょうか。
社員全体が家族のような雰囲気で、とても明るく、私たちが元気をあげるはずが、みなさんに元気をいただいていました。
そして終始楽しく過ごすことができました。
○業務以外にも…
また、職場体験だけでなくワイケイ水産の商品をたくさん試食させていただきました。特に印象に残っているのは、さんまのつみれ汁です。
さんまは刺身と焼いたものしか食べたことがありませんでした。
つみれにすると、出汁がよくでてとても美味しかったです。
寒くなるこれからの季節にぴったりだと思いました。
つみれハンバーグにしてもいただき、魚料理にもたくさんのバリエーションがあることを知りました。
この他にも、さんまとサーモンの燻製、さんまの糠漬けや、女川で有名なホヤの試食をさせていただきました。
いただいたものすべて美味しかったです。ワイケイ水産そして女川海産物の美味しさを一人でも多く伝えたいと思いました。
○今後に活かして行きたいこと
そこで私たちは、学食で「女川フェア」を企画する方針を立てています。
美味しい海産物が宮城県内にあるんだよ!と食を通じて女川町を知ってほしいという思いが発端です。
ただいま、生協の職員さんに掛け合って、前向きに検討していただいています。変化があり次第ご報告するので、お楽しみに!
また、今回のインターンを通してワイケイ水産の雇用の現状を知ることが出来ました。この現状をゼミで共有し、私たちにできる範囲での労働力確保の対策や企画の発案を話し合ってみたいと思います。そして一つでも多くの企画が実施できるように、最善を尽くします!
○最後に
長いようで短かった一週間のインターン。皆さんと仲良くなれたと思ったら、最終日になっていてとても寂しくなりました。とはいえ、今後も女川に遊びに来るので、みなさんの元気をもらいに行きたいと思います!
何度か女川町に足を運んでいますが、改めて女川町民の温かさに触れることができました。いきなり入ってきた私たちを自分の身内のように接してくれる懐の深さは、女川町の魅力だと思います!少しでも女川町のみなさんに恩返しができるように、これからのゼミ活動に全力で励んでいきたいと思います。
最後に、木村社長をはじめ、従業員の皆さん、本当にありがとうございました!